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干物スタンド早瀬とは
小田原三の丸小の近くにある 「himono stand hayase(干物スタンド早瀬)」 は、創業100年の老舗「早瀬のひもの」が手がける、干物をその場で気軽に楽しめるカフェスタンド。
炭火で焼く出来立ての干物に加え、さばバーガーやコーヒーなどのカフェメニューも人気で、そのユニークさから多数のメディアで紹介されている話題のお店です。
今回は実際にさばバーガーを味わったあと、本店で干物を購入し、浜町の町並みも歩いてきました。

干物スタンド早瀬、爽やかな外観と明るい店内

小田原城の方からやってきて、御幸の浜交差点から左斜め前方向をみると、お店はすぐに見つかりました。
白とブルーを基調にした、爽やかな外観です。
※御幸の浜までの詳しいルートは、こちらの記事小田原のういろう本家へ散策|薬とお菓子、喫茶と博物館で知る外郎の世界で紹介しています。

入り口のところに、本日ラストオーダー15時半と張り紙がしてありました。平日に行くなら、あまり遅い時間でない方がいいようです。
中に入ると、右に冷蔵ケースがあり、中には干物が沢山並んでいます。
左は手前がレジカウンター、奥がガラス張りの厨房になっています。
席をとってから注文してくださいとあったので、先に席を見ようと奥を覗くと、細長い店内には先客が一名いました。

さばバーガー

メニュー表をみると、魚がふんだんに乗ったお弁当が、いろいろ並んでいます。店内でいただくこともでき、テイクアウトもできるようです。
人気はアジや鮭、小田原スペシャルだそうですが、私はフィッシュアンドチップスの写真が目に入り、これとビールをあわせたら最高だろうと思いました。
でも、夜に用もあるし、それでは食事にならないので、今回は干物をハンバーガーに挟んだという斬新なさばバーガー、それにほうじ茶を選びました。
オーダーを受けてから焼いてくれるので、出来上がるまでには少し時間がかかります。
店内を改めて見回すと、明るくて現代調の内装のところどころには、漁や干物づくりで使う道具がさりげなく活かされていました。

先客の男性は、魚を焼く様子を厨房の外から熱心に眺めているようです。
この間にも、お弁当をテイクアウトする人や干物だけを買って帰る人が次々と訪れていました。
また、こちらのお店はペット同伴入店ができるので、犬を連れて買い物に来る人もいて、食事だけではなく、日常の中にある地元の干物店として利用している人も多いようです。

運ばれてきたさばバーガーは、思ったより背が高く、串でしっかり固定されています。
小さめのバンズにレタスとトマト、そして炭火で焼いたばかりの鯖の切り身。
かじると、鯖のふっくらした身に甘めのソースが絡み、調和とアクセントの両方を担っていてとても美味しかったです。
魚の旨味がしっかりしているのに、生臭さはありません。
途中で串を外したら少し食べづらくなりましたが、それでも最後までおいしくいただけました。
Himono Stand Hayase(干物スタンド早瀬)|基本情報
■ 所在地
神奈川県小田原市本町3-12-21
■ 電話番号
090-3168-1291
■ 営業時間
11:00〜16:00(平日)
11:00〜17:30(土日祝)
■ 定休日
火曜日
■ アクセス
・JR「小田原駅」東口より徒歩約12分。御幸の浜交差点すぐ
港町小田原の干物を贈答に
お中元の季節でしたから、干物を友人に送ることも今回の目的のひとつでした。
干物スタンド早瀬では、店内の冷蔵ケースに並べた干物を対面販売しているほか、地方発送にも対応しているそうです。
ただ「本店のほうがいろいろ見れますよ」と教えていただいたので、今回はお店から歩いて5〜6分ほどの早瀬本店へ向かうことにしました。
干物専門店早瀬へ
早瀬本店へは、干物スタンド早瀬を出たら、右方向へ進みます。



左に十八区公民館が見えたら、右の路地へ入ります。
すぐ左に折れると、間もなく右側に干物専門店・早瀬本店が現れます。



早瀬本店に到着

早瀬のひものは創業100年を超える老舗です。
カフェのほうと同じようにメディアでもとりあげられていますし、もっと目立つ大きいお店を想像していました。
でも実際に行ってみると、昔ながらの無駄のない造りの店舗で、中には一組くらいしか入れない感じです。
そしてすでに高齢夫婦が一組、中で注文をしているところでした。
わたしがのぞくと、おばあさんがにっこり笑ってドアを開けて「どうぞ」と、中のスペースを譲ってくれました。ちょうど注文が終わったところだったようです。
中は、左の壁一面にぎっしりお品書が下げられていました。
テレビで見たことのある人の写真もあるようです。

干物の詰め合わせを選んで東京に発送してもらいました。
発送作業はとても素早く、しかも翌日にはもう届いたと友人から連絡があり、そのスピードの速さに驚きました。
早瀬本店(有限会社早瀬幸八商店)|基本情報
■ 所在地
神奈川県小田原市浜町3-8-4
■ 電話番号
0120-014-887
■ 営業時間
9:00〜17:00
※季節や状況により変動あり
■ 定休日
年中無休(元日のみ休み)
アクセス
・JR「小田原駅」東口より徒歩約12分
干物を贈答用に選びたい方は、早瀬のひもの公式サイトや百貨店のオンラインショップでも購入できます。
小田原漁師の町を散策

帰りはすぐ大通りに出ず、しばらく裏路地を歩いてみました。
このあたりは浜町と呼ばれ、海岸線がすぐ近くに迫り、比較的広い道がまっすぐ伸びていて静かです。
横に整然と並ぶ家々を眺めていると、不思議なことに、かつて漁をしながら生活を共にしてきた港町の人々の気配が、感じ取れるようでした。
ここには海があり、魚を獲る船があり、それを加工する人がいて、東海道を行き交う旅人がその産物を買い求めた。
そんな“きちんと暮らす”営みの記憶が、古い家並みの端々にまだ消えずに残っているのかもしれません。
雨が降り出したとき、勝手口から顔をのぞかせたおばあさんが「降ってきたよ、傘がなくて大丈夫?」と当たり前のように声をかけてくれました。
晴雨兼用の傘があったので大丈夫と答えましたが、もし無いと言えば貸してくれたのかもしれません。
横並びで支え合う、この町の連携の中に、一瞬だけ自分も入れてもらえた気がしました。
まとめ:さばバーガーだけでは終わらない、小田原らしい時間がありました

干物スタンド早瀬は、干物を使ったさばバーガーや定食を楽しめるだけでなく、創業100年を超える干物店ならではの魅力が詰まったお店でした。
店内では干物の販売も行われていて、本店では贈答用の商品もゆっくり選ぶことができます。
私が発送をお願いした干物は、東京まで翌日に届き、その仕事の速さにも老舗らしい信頼を感じました。
そして印象に残ったのは、お店だけではありません。
干物スタンドから本店へ向かう道、整然とした浜町の家並み、雨を心配して声を掛けてくれた近所の方。
観光地として賑わうだけではない、港町で暮らす人たちの日常が、さりげなく感じられました。
さばバーガーを食べに立ち寄ったつもりが、小田原という町、そこに流れる時間まで好きになって帰ってきた。
そんな一日でした。
次に訪れるときは、フィッシュアンドチップスとビールを楽しみながら、もう少しゆっくり港町を歩いてみたいと思います。

