【秦野ティールーム】TEAVRILの手作りマスコット“スコーンぼうや”に会える?再訪レポ

※この記事で紹介する「スコーンぼうや」は、群馬県のCafé tonakaさんの通販ブランドとは別物です。神奈川県秦野市のTEAVRIL(テヴリル)さんが手作りしているオリジナルのぬいぐるみになります。

その子に会うべく、今回秦野のティールームに再訪しました。(当記事はPRを含みます。)

スコーンぼうや

TEAVRILの手作りスコーン(ぼうやではありません)

スコーンと名の付く「坊や」は日本に何種類かいますが、秦野市のスコーンぼうやは手のひらサイズのかわいらしいお人形です。ちょうど上の、本物のスコーンによく似ています。

愛らしい表情で、手足のないホワンとしたフォルムが特徴です。

公式Instagramを見ると、イベントなどに合わせて販売されている様子。
いつでも購入できるわけではなさそうです。

「それでも、本店に行けばすぐに出会えるだろう」と思い、秋晴れの日曜午後3時にTEAVRILを訪ねました。

3時のTearoom & Gallery TEAVRIL(テヴリル)へ

10月、秦野の駅前は思いのほか静かで、向こうの山がくっきりと浮かび上がって見えました。

そういえば、登山好きの友人が「最近、秦野でクマの出没情報が出たよ」とラインを送ってきたことを思い出し、今日のような秋晴れの日は、山の方がにぎわっているのだろうと想像しながら歩きました。

TEAVRIL(テヴリル)は駅から歩いて10分ほどの場所にあります。

アンティーク調の椅子が外に出ているのを見つけ、午後3時という時間がこれほど似合うお店は、この辺ではあまりないのではと感じました。

ところがその瞬間、ふと「満席だったらどうしよう」と不安になり、予約もせずに来てしまったことを思い出したのです。

スコーンぼうやの事に気をとられ、カジュアルアフタヌーンティーを頼むつもりでもなかったので、うっかり席がないかも知れないことに思い至らなかったのです。

黒塗りのドアをそっと開けると…、席には余裕があるようでした。

一人だったこともあるのか、「座りますか」と聞かれました。
もしかしたらスコーン(およびスコーンぼうや!)などのテイクアウトだけのお客さんも多いのかもしれません。

「はい。」と答えると、青い花が飾られた壁に面した、小さな席へ案内していただけました。

予約なしのアフタヌーンティーもあった!

お店はあいかわらずロマンチックを絵にかいたよう。

こちらは5月訪問時に撮影

運んでいただいたメニュー表に目を落とすと、何と予約なしオッケーの素敵なアフタヌーンティーがあると案内がありました。(※カジュアルアフタヌーンティーよりも、やや簡易版ということですが、写真を見るとケーキもスコーンもあり、申し分のない内容に見えました)

え?そうなの?

TEAVRILはケーキやスコーンなど、全部手作り。
仕込みには手間も時間も相当かかるはず。

だから今日みたいに予約しなかった時は、アフタヌーンティーは選択肢に入らないと思っていたのに、そんな急なお願いも聞いてくれちゃうの?

あれもこれも手作り

迷いましたが、今日はケーキと紅茶にしようと決めていたので初志貫徹。
キャロットケーキと、舌を噛みそうな名前の「ダージリン オータムナム ギダパール茶園 2025 紅茶(ポット)」 にしようと心の中で決めて、素敵な内装を眺めると、

いたるところにかわいいスコーンぼうやがいるではありませんか!

「いたいた、後であれ連れて帰ろう」と思いながら、メイドさんが注文を聞きに来てくれるのを待ちました。

こちらは予約ありアフタヌーンティーの様子

アンティークの雰囲気がお好きな方へ

スコーンぼうや in TEAVRIL

ちなみに、TEAVRIL(テヴリル)はいわゆるメイド喫茶ではありません。
正式に“メイド”として働いているスタッフさんがいて、しっかりとメイド服を着て、このロマンチックでヨーロピアンな世界観を完成させています。

ほどなくしてメイドさんがオーダーを取りに来てくれたので、その時「スコーンぼうやは購入できますか?」と伺いました。

すると、まさかの
「本日は在庫が揃っておりません…」
とのこと。

えええええ……あちこちにいるのに。

あー、
あれはここに『住んでいる』ぼうやたちなのだと思いました。

それは連れて帰ってはいけないよね。

3時のお茶会

ぼうやと一緒にケーキをいただくつもりでした。
なんならスコーンもオーダーして並べてしまえば、かわいさが倍増するかもしれないと考えていたのに、まさかのぼうやと相席ならず。

隣では、他のお客さんが女性同士で楽しそうに話を弾ませています。

向こうの席では、横向きの男性が若いお嬢さんと談笑していて、デートのようにも見えました。
静かな午後3時のティールームで、それぞれの時間が流れています。

少々しょげていた私のところへ、やがて店主さん自らケーキとポットに入れた紅茶、美しいティーカップを運んで来てくれました。

店主さんがポットから一杯ついでくれると、金色をたたえた紅茶が半透明に揺れ、しょげた気持ちはいっぺんに消えました。
気を取り直して、ひとり3時のお茶会スタートです。

キャロットケーキとダージリン オータムナム ギダパール茶園 2025

実は普段はコーヒーを飲むことが多く、紅茶にはあまり詳しくありません。
メニューに悩んだり、スコーンぼうやがいないと知ってがっかりしたりしているうちに、自分がどの種類を頼んだのか分からなくなってしまいました。

そこで助かるのが、このお店では 頼んだ紅茶の紹介カードを渡してくれることです。
カードを読みながら紅茶をいただきました。

名前の複雑さに反して、味はあっさりとしていて非常に飲みやすく、説明をよく読むと「焼き菓子にも合う」と書かれているではありませんか。偶然のファインプレーです。

ティーポットカバーをつけてもらったので、アツアツのまま二杯目もいただけました。
そこからカバーを外しても、四杯目まで冷めることなく楽しめました。

キャロットケーキは香辛料の香りにしっかりした食感で、ニンジンのほか、レーズンや大きめのクルミが入っています。

特に気に入ったのは、上にのった白いクリーム。
この白いクリームで白いバラが形作られ、それを支えにするように、大人っぽいダークレッドのバラが飾られています。

最初はバタークリームかと思いましたが、食べてみるとヨーグルトのようにさっぱりした味で、まったくくどくありません。
ダークレッドのバラはクッキーのようでした。

もちろん食器は小さなスプーンに至るまで、雰囲気があって素敵。

どこまでも世界観に裏切りがなく、没入させてくれる――これが秦野のTEAVRIL。

思い描くものにこだわり、手作りで作り上げているからこそ生まれる、唯一無二の空間です。

ここで食べているのは、ただのケーキではなくTEAVRILの世界そのものみたい。
まるで『不思議の国のアリス』の “Eat Me” や “Drink Me” の札がついたお菓子のように、口にすればこの店の物語へ誘われていく気がしました。

ケーキをテイクアウト、スコーンぼうやはまた今度

隣のお客さんたちは帰り際に慣れた様子で何かを「持ち帰りで」と頼んでいました。

多分アフタヌーンティーで食べきれなかったスコーンか何かなのだと思いますが、その自然な頼み方から、かなりの常連さんなのだろうと感じました。
しかも、お会計時にさらに複数のスコーンを追加でテイクアウトしているようでした。

私の今回のお会計は、キャロットケーキ700円、紅茶 1,000円。
さらにケーキをもうひとつテイクアウトしたので、最終的には税込み2,400円 になりました。

ケーキのテイクアウトは、残りの数やその日の状況によって「出せる日」と「出せない日」があるようです。

レジ周りにもいっぱいいるスコーンぼうやたちに、心の中で“I’ll be back”と告げ、ひとりお茶会は終了です。

丁寧に箱に入れていただいたので、たった一個のケーキですが箱の中でぐらぐらすることもなく、美しいまま持ち帰ることができました。

お家にもバラが咲いた

TEAVRILのレアキャラ、スコーンぼうや探しはまだ続く

スコーンぼうやは、今回出会いはありましたが、残念ながら連れ帰ることはできませんでした。

これはまた、通わねばというパターンかもしれません。
公式Instagramを見ると、イベント時などに合わせてぼうやたちは世に送り出されているようですが、なんたって本店に通える特権を活かしたいところです。

今日は、ついでもらった紅茶にカップの金が光った瞬間、心がぱっと明るくなりました。

何かを探したり集めたりする楽しさは、手に入れることだけでなく、その過程で生まれる小さな冒険や人とのやりとりにもある気がします。

スコーンぼうやを追いかけるなら、きっとまた物語の続きが生まれるでしょう。
その物語のために、機会をみつけて足しげくTEAVRILへ行こうと思います。

いえ、決して、ただお茶を飲みに行きたいだけではないのです。


この記事は2026年10月時点の内容です。お店に行かれる方は、メニューや営業時間等最新の情報を、公式サイトからご確認ください。

TEAVRILでのカジュアルアフタヌーンティーの記事はこちらからご覧いただけます。→秦野でアフタヌーンティー|ロマンチックなティールーム・TEAVRIL(テヴリル)で過ごす特別な午後

自宅や友人とのティータイムには、以下のようなお菓子もお勧めです。