雨の日に楽しむ、鶴巻温泉の小さな旅

日帰り旅

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肌寒い4月、せっかく満開の桜も雨に打たれています。
気分が沈みがちなこんな日こそ、思い切って外に出てみると、“晴れの日には味わえない旅”があります。
今回はそんな春の日にぴったりの、小さな美術館、宮永武彦記念美術館へ、小さな癒し旅に出かけました。

■ 鶴巻温泉へのアクセス
・最寄り駅:小田急線 鶴巻温泉駅
・新宿から:快速急行で約60分
・小田原から:快速急行約30分
・美術館まで徒歩約2分(雨でも歩きやすい)

小田急・鶴巻温泉駅(神奈川)

宮永武彦美術館 — 懐かしい時代に出会える場所

宮永武彦記念美術館へは、鶴巻温泉駅の北口から
北口を出たらすぐ横断歩道を渡り、左へ。ついですぐ右へ曲がる。

鶴巻温泉駅から北口に出て、歩いて2分ほどの場所にある宮永武彦記念美術館。
山に近いこの街に似合う、落ち着いた外観でした。

駅から歩いて来た時に見える外観


館内に入ると、左がワンルームの宮永画伯常設展、右の部屋は催事スペースで、この日は写真展が開かれていました。
観覧料は大人300円。隣の弘法の里湯温泉を利用すれば100円引きになるそうです。

展示はワンフロア。落ち着いて鑑賞できる

宮永画伯の作品には、初めて見ても胸にせまる懐かしさがあります。

よく知ったクレヨンの箱、見たことのある雑誌の表紙、お馴染みのロマンスカーのデザイン──いつの間にか遠のいていたそれらの記憶を、作品が呼び起こしてくれるからでしょう。

でも、それだけではない気がします。

当時の街角を彩っていたポスターや広告が、あの頃の自分や周りの世界の空気を、そのままよみがえらせてくれるからかもしれません。


描かれた女性たちをのぞき込むと、輪郭はおぼろなのに、表情は活き活きとしていて、ただ美しいだけではありません。

「わたしたち時代を謳歌し、自然を楽しみ、自分の意思で快活に生きているのよ」と笑いかけてくるようです。

彼女たちの朗らかな語りかけに、雨の日をゆううつだなんて思っていた自分を、少し反省するくらいでした。

絵だけでなく、金に輝く額縁にも注目

【秦野市立宮永武彦記念美術館 基本情報】

■ 所在地
神奈川県秦野市鶴巻北3-1-2

■ 所要時間
20分〜

■ 入館料
大人:300円 ※ 弘法の里湯利用で100円引き
高校生以下:無料

■ 営業時間
10時~19時(入館は18時30分まで)

■ 定休日
月曜日(祝日の場合は翌平日)

足湯でのんびり — 湯気と雨音に包まれる贅沢

美術館の前には足湯があります。隣の弘法の里湯のサービスで、無料で利用できます。

外に足を洗う場所があり、靴は入り口の下駄箱へ。(わたしはお湯に入って振り返り、そこで初めて下駄箱があったことに気づきました)

この日は雨のおかげで貸切状態。
屋根があるので雨も日焼けも気にならず、豊かな湯気の中に雨音だけが響いていました。

お湯はたっぷり、清潔、あたたかい


お湯の温度は少し高めで、花冷えの日にはちょうどいい温かさ。
体の芯までじんわり温まっていきます。

しばらくすると地元のおじいさんがやってきて、少し話をしました。
ここは10時ごろに常連さんが集まり、そのあとは登山帰りの人が立ち寄ることが多いそうです。

登山後の足湯は、きっと最高でしょう。

お土産と地場野菜 — 小さな温泉地の暮らしに触れる

帰りに立ち寄った弘法の里湯内の売店「やまなみ」では、桜の包装がかわいい豆菓子を購入しました。
春らしいパッケージで、ちょっとしたお土産にぴったりです。

中のお菓子も優しい桜色。味は桜葉の塩漬け風味がほんのり。


ここは地場野菜も並んでいて、まだスーパーでは見かけない“たけのこ”もありました。
こういうローカル感が、自然豊かな小さな観光地ならではの魅力だと思います。

【弘法の里湯 基本情報】

■ 所在地
神奈川県秦野市鶴巻北3-1-2

■ 利用料金(大人)
平日:1日 1,000円
土日祝:2時間 1,000円(延長1時間ごとに200円)
※ 平日の細かい料金(2時間利用・市内割引など)は公式サイトをご確認ください。
※ 小学生以下は半額、未就学児は無料
※ 足湯は無料サービス

■ 営業時間
10時から21時(最終受付 20時)

■ 定休日
休館日:月曜(月曜日が祝日の場合は翌平日)、12月31日)

陣屋へ足をのばす — 雨がつくる、しっとりとした風景

千と千尋の神隠しの舞台といううわさも


宮永武彦記念美術館、弘法の里湯のすぐそばには陣屋があります。
せっかくなので立ち寄ると、雨に濡れた桜が静かなたたずまいで迎えてくれました。

よく手入れされた木々には、まだ小さいけど新緑が出始め、桜咲き桜散り、やがて来るであろう輝く季節の足音を感じさせました。

【陣屋 基本情報】

■ 見学スタイル
外観のみ見学(今回は中には入りませんでした)

小さな旅の余韻を、お家のお風呂でも

雨の日の鶴巻温泉で感じた、静けさとあたたかさ。
お家のお風呂も、お湯がやわらかくなるだけで、旅先で感じた“ゆるむ時間”がふっと戻ってくるようです。

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毎日の入浴が少し楽しみになる、個包装タイプのセットです。

まとめ — 雨の日の鶴巻温泉は、小さなご褒美旅

美しい美術鑑賞のあと、雨とお湯に包まれる幸せ

雨の日の鶴巻温泉は、静かで落ち着いた空気が流れていました。
駅の目と鼻の先に、日常のざわつきを、ふわりとした湯気で包み込んでくれる癒しの場所があります。

美術館の静けさ、足湯のあたたかさ、桜と雨がつくるしっとりした風景。
どれも雨の日だからこそ味わえた特別な時間かもしれません。

「雨の日の小旅行にちょうどいい」
そんな言葉がぴったりの、心がゆるむ旅でした。

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