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小田原城へ向かう道は実は何通りかありますが、観光案内でもおすすめされているのが馬出門から入り、銅門・常盤木門・天守閣へと進む“正規登城ルート”。
右へ左へと折れながら門を順番にくぐりながら徐々に登っていくので、「城に来た!」というワクワク感が自然と高まります。
この記事では、
馬出門 → 銅門 → 常盤木門 → 本丸(天守閣)
という正規登城ルートを、小田原駅から実際に歩きながら撮った写真とともに紹介します。
道順が分かりやすいように、景色の変化や曲がり角のポイントも押さえているので、初めての人でも迷わず天守閣まで行けます。
このルートで天守閣までは約30分。
SAMURAI館まで見学して、全体の所要時間は約90分ほどです。
天守閣に登ったあとは、お城通りを歩いて小田原駅へ戻る近道も紹介。
これから小田原城に行ってみようかな、という人に向けた写真で楽しめる正規登城ルートガイドです。
時間がない時、手軽に小田原城散策を楽しみたい方はこちらの記事もご覧ください。→小田原駅から小田原城へ最短で行く方法|旭丘高校を目印に北入口から天守閣へ
また、現在小田原城は熊本への寄付活動を行っています。詳しくはこちらの記事をご参考になさってください。→小田原城が熊本地震支援 8月11日は天守閣入館料相当額を寄付
正規登城ルートとは?

小田原城には学橋から本丸へ向かう近道もありますが、観光案内などで紹介される正式な登城順路は、馬出門・銅門・常盤木門を順番に通るルートです。
小田原駅からやや回り込んで向かうことになりますが、城の防御構造を体感できるため、初めて訪れる人にもおすすめされています。
小田原駅東口から出発
小田原駅から小田原城正面入口の馬出門へむかう道は主に二通りあります。
一つは駅のロータリーから直進し、商店街を通り抜けるルート、もう一つはミナカ小田原前から旭丘高校を通過するルートです。
それぞれ見てみましょう。
賑やかな商店街を通るルート
東口を出て右へ行き、ロータリーを左回りに進み「小田原駅東口交差点」に出ます。

アーケードのデザインに、城下町らしい雰囲気が感じられ、足元には小田原城への案内があります。


そのまま進むと 錦通り入り口交差点に出るので、ここを右へ曲がります。

あとはしばらくお堀端通り(おほりばたどおり)を直進するだけです。

途中、左側に幸田門跡が現れます。

更に歩いていくと、お堀と共に赤い欄干が印象的な学橋(まなびばし) が右前方に見えてきて、いよいよ小田原城の雰囲気が濃くなってきます。

このあたりは桜並木が続くので、春には花見をしながら散策できます。
学橋からお城へ向かいたくなりますが、正規登城ルートはもう少し先です。
この橋は渡らずに、このままもう少しお堀に沿って直進しましょう。
なお、正面入口から入る場合、この美しい学橋はルート上で通らないため、ここで先に少し渡って写真を撮っておくのもおすすめです。
また、正規ルートで銅門をくぐった後に、園内から学橋まで戻ることも可能です。
昔は小田原城内に 小田原高等女学校が併設されており、当時の学生たちはこの学橋を渡って通学していたそうです。
その後、学校は統合と移転により小田原駅の反対側へ移り、現在ここにはありません。
跡地は、変わらぬ古木とともに広いスペースとして残っています。


小田原城近くで小田原らしいランチを探すならこちらもお勧めです。→小田原「干物スタンド早瀬」でさばバーガーを実食|干物も買える港町のおしゃれカフェ
まず城に近づき、その周囲を回り込むように進むルート
次に駅から、小田原城正面入り口へのもうひとつのルートを見てみましょう。
東口を出たらロータリーを越えずに右方向へ直進します。

右側には、城下町をおしゃれに模した商業施設ミナカ小田原があります。そこを直進します。
小田原城天守閣の方向に歩くことになります。
突き当りの旭丘高校前を左に曲がります。

そのあとはお堀端通りまで直進します。途中右手に小田原城址の碑が立っていますが、そこでは曲がらずもう少し進みます。

お堀端通りまで出たら右へ曲がり、あとは先ほどの商店街経由のルートと同様に桜並木の下を通って正面入り口を目指します。
このルートでも、赤い学橋はしっかり見ることができます。
馬出門
学橋を通り過ぎて少し歩くと、小田原城正面入り口に到着します。
ここからが正規登城ルートです。
最初に迎えれてくれるのは、馬出門(うまだしもん)になります。


馬出門は、敵の侵入を防ぐための防御施設として設けられた門です。
この折れ曲がった順路を見ると「城に入る」という実感が一気に高まります。

中に入ると広いスペースに古い木が立っています。
上の写真は二の丸観光案内所です。
昭和8年に建てられた建物で、かつては図書館として使われていました。
学校や図書館があった時代もある、小田原城内の歴史の変化を感じられるスポットのひとつです。
銅門
末吉橋を渡り銅門(あかがねもん)へ向かいます。
銅門は重厚な門構えが美しく、小田原城の象徴的な門のひとつです。


小田原城は四季折々の花があり、このあたりでも梅や菖蒲など季節の花々が楽しめます。
銅門をくぐって少し先へ進むと、子供たちに人気の「小田原城NINJA館」があり、傍にはイヌマキの古木もあります。


常盤木門


階段を上りつめ、いよいよ小田原城めぐりのクライマックスに近づいてきます。
常盤木門(ときわぎもん)は本丸の玄関口にあたる門で、ここをくぐると天守閣はもうすぐです。
このあたりは、桜の季節にはソメイヨシノだけでなく、葉とともに開く大島桜なども楽しめます。

また、何といってもこの傍にある巨松は見逃せません。
常盤木門の「常盤木」は常緑樹を意味する美しい言葉です。
そばに聳える松とともに、小田原城が永く繁栄するようにという願いが込められています。
天守閣
常盤木門をくぐり抜けると、美しい小田原城天守閣が姿を現します。
これが正規登城ルートになります。

小田原城天守閣の見どころ
上の写真の左手に階段が見えていますが、チケット売り場はその階段を上った先の、門の中にあります。

中は歴史ある城というよりも、きれいにしつらえられた博物館のようになっています。
小田原城ゆかりの物だけでなく、小田原に関する様々な展示品が、説明書きや楽しいクイズなどと共に並んでいます。
ところどころには無料の映像コーナーもあり、座って鑑賞することができます。


お城の中には険しい階段を上る所もありますが、現在の小田原城は全て歩きやすい階段になっています。
最上階には摩利支天が祀られ、展望台からは絶景が広がります。


箱根外輪山、丹沢山地の山並みから、相模湾を一望できます。
足元には小田原駅が見え、新幹線や箱根登山鉄道が走る姿をとらえることができます。
小田原競輪場や、石垣山一夜城方面も眺めることができます。
飲食するところはありませんが、清潔なトイレもあり、お土産コーナーも充実しています。
常盤木門SAMURAI館もセットで見学しよう
天守閣のチケット(1000円)には、常盤木門SAMURAI館の入場料も含まれています。
天守閣を出たら、常盤木門の方向へ少し戻って見学しましょう。
館内に入ると、右側は無料で入れるお土産コーナー。
左の階段を上がると、甲冑や刀など侍に関する展示室があり、天守閣とセットのチケットで見学できます。

室内の壁は漆塗りで雰囲気があり、武具の展示も見応えがあります。
一番奥では映像が流れていて迫力がありますが、私は酔ってしまい最後まで見られませんでした。
映像を含めても、15〜20分ほどでひと通り回れる広さです。
SAMURAI館一階のお土産コーナーの奥には、忍者や姫になれる貸衣装もあり、外で記念写真を撮ることができます。(※貸衣装では天守閣には入場できません)
小田原城基本情報
■ 住所
神奈川県小田原市城内6-1
■ 開館時間(天守閣・SAMURAI館・NINJA館)
9:00〜17:00(最終入館 16:30)
※季節やイベントにより変更される場合があります。
■休館日
12月31日・1月1日
※展示入れ替えなどで臨時休館する場合があります。
■料金(天守閣・SAMURAI館セット)
大人:1,000円
小・中学生:300円
※天守閣単独の料金設定はなく、SAMURAI館とのセット料金です。
■城址公園(園内)について
城址公園は 入園無料 で、基本的に 年中無休 です。
ただし、園内の各施設(天守閣・SAMURAI館・NINJA館)は上記の休館日があります。
帰りは近道ルートで
小田原城正規登城ルートで天守閣まで見学したら、本丸茶屋で一休みするのもいいでしょう。
帰りは、この本丸茶屋の横から出て道なりに下ると、小田原駅に近道で帰ることができます。



この近道ルートでは最後にミナカ小田原前を通りますから、そこでまたお土産などを探されてもいいでしょう。
小田原城を見学したあとは駅前の足湯で休憩するのもおすすめです。→【小田原駅ほぼ直結】屋内通路で行ける絶景足湯と駅前海鮮丼
FAQ
- Q小田原城の正規登城ルートの時間はどれくらいかかりますか?
- A
小田原駅から馬出門のある正面入口までは徒歩約15分です。
そこから天守閣までは約15分ほどで到着します。
天守閣の見学は40〜50分、SAMURAI館の見学は15分ほどです。
天守閣から小田原駅へ戻る近道ルートは約10分で歩けます。展示をじっくり楽しんだり、貸衣装やNINJA館で遊んだりするとさらに時間がかかります。
季節によって園路が混み合うこともあるため一概には言えませんが、小田原城見学の全体の所要時間は90分ほどが目安です。
- Q正規ルートでない行き方もありますか?
- A
あります。小田原城へは複数のルートで入ることができます。
- 旭丘高校前を右に曲がり、北入口から入るルート
- 学橋を渡り入るルート
- 南入口から入るルート(ベビーカー・車椅子でも利用しやすい)
- Q小田原城は無料で入れますか?
- A
城址公園への入園は無料です。
天守閣・SAMURAI館などは有料です。
- Qこの散策で飲食できる場所はありますか?
- A
小田原駅周辺と小田原城周辺には魅力的な飲食店が多数あります。
城址公園内にも「本丸茶屋」があり、麺類や丼もの、ぜんざいなどを楽しめます。
ただし、天守閣内での飲食はできません。
- Q子どもも楽しめますか?
- A
小田原城は子ども向けの施設や体験が多く、家族連れにも人気があります。園内には 貸衣装(甲冑・忍者衣装・姫など) や、体験型の 小田原城NINJA館、日によって開かれる 手裏剣道場 などがあり、子どもが楽しめる要素がたくさんあります。
また、郷土文化館では古道具の展示や標本の展示があり、学習にも役立つ内容がそろっています。
現在は休館中ですが、かつては子ども遊園地も併設されており、小田原城は昔から子どもを迎え入れる環境が整ってきた場所です。
- Qベビーカーでも行けますか?
- A
小田原城への正規登城ルートはアップダウンや段差が多く、ベビーカーをひいての見学は難しいと思われます。
しかし、学橋と南入口からのルートはベビーカーや車椅子でも利用しやすくなっています。
公式サイトに園内マップがありますので、ご参考になさって下さい。
まとめ
小田原城の正規登城ルートは、馬出門・銅門・常盤木門を順番にくぐりながら天守閣へ向かう、歩いて楽しいおすすめのルートです。小田原駅から少し回り込む道順になりますが、そのぶん城らしい雰囲気の変化をしっかり味わえます。
初めて小田原城を訪れる方でも迷わず楽しめる王道ルートで、天守閣やSAMURAI館の見学を合わせても半日もかかりません。小田原城の魅力をしっかり体験できる、満足度の高い散策になります。
帰りは本丸茶屋横から近道ルートで駅へ戻れるので、駅周辺でお土産や美味しいものを探したり、あるいはまた散策を兼ねて別のスポットを訪ねてもいいでしょう。
「小田原風鈴」など、城下町ならではの伝統工芸品をあつかう工房見学も大変おすすめです。
これから小田原城へ行く方は、ぜひ正規登城ルートを歩いてみてください。

