寒川神社の最寄り駅はどこ?|寒川駅、一之鳥居から参拝する本当のご利益【吉祥庵のインコ和菓子レビューつき】

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寒川神社へ参拝する際、最寄り駅として知られているのは相模線・宮山駅です。
しかし実際に宮山駅から向かってみると、鳥居の横から到着し、まるで参道の途中から横入りしたような感覚になります。

じつは宮山駅から寒川神社へ向かうルートは、一之鳥居・二之鳥居をくぐらずに境内へ到着してしまう“ショートカット参拝”なのです。

もちろん、時間がないときや混雑時には便利なルートです。
しかし、参道を一歩ずつ歩き、鳥居を順番にくぐりながら神域の中心へ近づいていくことで生まれる、“禊にかける時間”が省略されてしまうのは少し惜しいところです。

この記事では、実際に寒川駅から参道を歩き、どのようなメリットがあるかをルートレビューとして解説します。
横からのご参拝に違和感があり、「一度、一之鳥居からしっかり参拝してみたい」という方は、ご参考になさってください。

また、最後には倉見駅にある和菓子店「吉祥庵」の、かわいらしい小鳥の和菓子もご紹介します。

なお、相模線は本数が少ないため、寒川駅・宮山駅・倉見駅を利用する場合は、事前に時刻表を確認しておくことを強くおすすめします。

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寒川神社 一之鳥居へのアクセス

■ JR利用の場合
JR東海道線「茅ケ崎駅」で相模線に乗り換え
→ JR相模線「寒川駅」下車

■ 小田急線利用の場合
小田急線「海老名駅」または「厚木駅」で相模線に乗り換え
→ JR相模線「寒川駅」下車

寒川神社への最短最寄り駅は、寒川駅のひとつ隣「宮山」駅になります。

寒川駅スタート、一之鳥居をめざして歩いてみましょう(所要時間12分)

寒川駅、北口
こちらが南口。南口の出口はふたつある。寒川神社は、この写真で言うと向こうへ進むことになる

寒川駅に着いたら、まずは南口へ出ます。(北口から行くルートもあります)
南口を出たら、駅を背にして右方向へ進み、すぐに左へ曲がると二車線の大きな道路(神奈川県道47号)に出ます。

ルートはとてもシンプルで、基本的にこの大通りを右方向にまっすぐ歩くだけです。
まずは寒川駅南口バス乗り場を目指して直進しましょう。

県道47号。南口バス乗り場の案内がところどころにある
寒川駅南口バス乗り場
右の路地にこんな素敵なお店を発見(具志堅の家)


途中、(神奈川県道46号)との大きな交差点がありますが、ここも迷わず直進します。

寒川駅南口から歩いて12〜13分ほど。
右手に寒川神社の一之鳥居が姿を現します。

この一之鳥居は、1929年に相模鉄道から寄進されたもので、現在は銅板包みに改修されています。

踏切と信号、二股の道路と細路地が近接して、交通量がありますから、気を付けて渡りましょう。

ここからが、寒川神社の正式な参道の始まりです。

一之鳥居をくぐると空気が変わる

一之鳥居をくぐって感じるのは、吹き抜ける涼風と共に、どこかくゆっている不思議な「入り口」の感覚です。

広義にはここから神域が始まります。


参道は車道がメインで、歩道が脇に据えられています。
歩く参拝者の横を、車が頻繁に奥へと走り抜けていきます。

日常の熱気が車と共に参道にも流れ込んできている中で、生身の参拝者は鳥居の中の空気が澄んでいるのを感じ取ります。

そのため、上述の“不思議な入り口”という印象を受けるのかもしれません。

このあたりでは左右には大きな木がそびえています。

行く先を見ても、ここから二之鳥居は見えません。

遠いのか近いのかも分からず、樹齢のある木々の下で車を何台も見送ると、自分だけ少しおぼつかない感覚になります。

それでも目の前には、まっすぐに敷かれた道が続いています。
不安と、迷うはずはないという静かな確信が、胸の内でかすかに交錯します。

寒川神社 二之鳥居

一之鳥居から歩き始めると、左右の木々のすぐ外側には、逆方向に走る車や、民家、畑、施設など、飾り気のない日常風景が迫っていることに気づきます。

寒川神社のこの参道付近は、広義でいうところの”神域”が連続しているわけではなく、ところどころでかすれたり、途切れたりしながら続いているようです。

現代では、私たちが「木」や「石」といった、神々が宿る以外の“素材”で参道の周りに日常を形作り、これまでにない時間軸で暮らしています。
そのため、神気で満ちた空間の端が、少しかすれているように感じられるのかもしれません。

これは良し悪しで語れるものではないと思われます。

参拝者にとって大切なのは、参道で空気の変化を身をもって実感し、参拝へ向けて、主祭神と向き合うための精神の調律を得ることです。

神気が深まったり薄れたりする気配を感じながら歩むことが、すでに神気に馴染み、神域と調和していくプロセスとして機能しているといえるでしょう。

一之鳥居から歩く最大のメリット、つまり参道から得るご利益はここにあるのではないでしょうか。


一之鳥居から見えなかった二之鳥居ですが、遠かったわけではなく、参道が最後に右にカーブする為で、歩いてみるとほんの数分で到着しました。

右の木々が途切れ、民家と接するあたりに、非常に大きな二之鳥居が現れます。

先へ先へと馳せていた目と心が、一気に上へ引き上げられるので、ことさら大きく感じます。
見上げた時に驚きと共に吸い込んだ息は、すーっと静かに吐き出してみて下さい。

寒川神社 三之鳥居

二之鳥居を過ぎると、参道は再び左右に木々がそびえたり、民家が迫ったりしながら続いていきます。

道はほぼ直線ですが、途中で一か所、緩やかに右へカーブします。このカーブの位置が、一之鳥居から二之鳥居までとは異なるため、歩いていて受ける印象も変わります。

一之鳥居から二之鳥居までは、長い直線のあと、最後の最後で右に曲がって鳥居が姿を現したため、実際よりも間隔が長く感じられました。

一方、二之鳥居から三之鳥居までは、カーブがやや手前にあるため、三之鳥居を比較的早い段階で視界に捉えることができます。

距離は一之鳥居から二之鳥居までより短く感じられ、「もう着く」という安堵が生まれました。

いよいよ近づいた。と感じる三之鳥居の出現

また、三之鳥居は二之鳥居より小さいため、視線も自然と一点へと引き寄せられました。

心理的にも視覚的にも「近づいた」「そこへ向かうのだ」と感じることは、神社参拝においてとても大切な体験のように思われます。

総ヒノキ造りの三之鳥居が清らかに健やかに立っている様は、参道の区切りとなり、神気に満ちた“ご神域”の始まりを感じさせます。

三之鳥居

このように相模国一之宮である寒川神社には、三つの鳥居があります。

これらの鳥居が参拝者の心を少しずつ調え、ゆっくりと神域の奥へと導いているのだとすれば、横から入ってしまうのは、その大切な流れを受け取れないまま終わってしまうようにも感じられます。

一之鳥居から三之鳥居までは歩いておよそ12〜13分ほど。
寒川駅からは、写真を撮りながら歩くと25分ほどでした。

寒川神社へのご参拝

秋の参拝時に撮影。本殿が輝いている

寒川神社は、千六百年以上の歴史を持つ相模国一之宮で、寒川比古命・寒川比女命の二柱(寒川大明神)をお祀りしています。

古くから関東一帯の開拓や生活文化を導いた神として敬われ、特に八方除・方位除の守護神として知られています。

相模川の清流に抱かれた地に鎮座し、悪事災難を祓い、福を招く神として多くの参拝者が訪れます。

今回は、参道を歩く時間に焦点を当てているため、ご本殿への参拝は簡潔な紹介にとどめています。

【寒川神社 基本情報】
■ 所在地
神奈川県高座郡寒川町宮山3916

■ 参拝時間
6:00〜日没(季節により変動)

■ 社務所受付時間
8:00〜17:00

■ 定休日
なし(年中無休)

■ 駐車場
あり(無料・大型駐車場完備)

■ 電話番号
0467-75-0004

宮山駅(最寄り駅・最短ルート)との比較

宮山駅から神社までは、細い道を車に気を付けながら通って、徒歩で約7分ほどです。
神社の横に出るので、三之鳥居に気づかず、うっかり横から入ってしまう方も見られます。

宮山駅は無人で、駅前に大きな商店などはありません。

しかし、神社に近づくとカフェなどがあり、このルートでは参道をまっすぐ進む感覚は得られないものの、時短に加え、参拝の楽しみが凝縮された良さがあります。

吉祥庵を目指して倉見駅へ足を延ばす

寒川神社といえば八福餅が有名ですが、今回は参拝後に三之鳥居から寒川神社を辞し、散歩がてら倉見駅まで歩いてみました。

倉見駅の近くには、かわいい小鳥の形をした和菓子が評判のお店があり、そちらで手土産を購入するのが目的です。

倉見駅までは、神社裏手の大通り(神奈川県道46号)を、左方向に進むことになります。

車の往来が激しく、大きな工場がある道を通って15分程行き、右にセリアが見える二股のところで、大通りと別れ、左へ進みます。
ここは道路標識に大きく「倉見」と書いてあるので、それに従えば大丈夫です。

あとは道なりに進めば、新幹線の高架橋をくぐり、10分ほどで和菓子店「吉祥庵」に到着します。

吉祥庵入り口

吉祥庵は、全日本和菓子品評会で農林水産大臣賞を受賞した、由緒ある和菓子店です。

定番の和菓子も評判ですが、ひときわ目を引くのが小鳥をかたどった上生菓子。

この華やかさ!
かわいいだけじゃない。表情まである。精緻な作り
セキセイインコ好きにはたまらない
色の変化が美しいカワセミ

いただいてみると、少しもちっとした食感で、外側と内側の層が大変均一に、薄く仕上げられています。
外見の可愛らしさだけでなく、中の美しさに驚きました。

お菓子の種類によって、ゆず餡やこし餡が入っています。
その餡がとてもなめらかで、よいくちどけでした。

この小鳥シリーズは他にもいろいろな種類があるそうです。
この日はオカメインコも並んでいたのですが、少し前に別のお客さんに気に入られて“連れて”行かれたとのことでした。

吉祥庵のお菓子は大変人気があり、売り切れてしまうことも多いので、寒川神社参拝の際に寄りたい方は、早めの時間帯に回るのがおすすめです。

小鳥さんシリーズは、熟練の技が光る遊び心豊かなお菓子です。
同じ技術で仕上げられた、四季の趣を映した和菓子もまた格別です。

今にも咲きそうなぼたん。大切な方へのお土産にぴったり

今回購入した上生菓子は 1個330円〜430円 でした(※価格は変わる場合があります)。


なお寒川神社から倉見駅までは徒歩約25分ほどですが、距離がありますし、車の多い大通りを歩くルートは参拝後の気分に合わないと感じる方もいるかもしれません。

相模線なら一駅で、吉祥庵は倉見駅前にありますから、時刻表を確認しながら無理せず電車で向かうのがよいでしょう

【和菓子處 吉祥庵 基本情報】

■ 所在地
〒253-0101 神奈川県高座郡寒川町倉見3830-7

■ アクセス 
JR相模線 倉見駅前(駅の出入り口はひとつ。そこを出て右方向すぐ)

■ 営業時間
10:00〜17:00

■ 定休日
月曜日、第二・第四火曜日
その他臨時休業あり

■ 電話番号
0467-74-8247

上生菓子の持ち帰りは冷蔵になります。あらかじめ保冷剤と保冷バッグを用意すると便利です。

※営業時間や定休日は変わることがあります。最新の情報は、お店に直接確認するか、Instagramをご覧ください。

まとめ

寒川神社へ参拝するなら、最寄りの宮山駅から向かうのが最短です。

しかし、神社の横から入るような感覚が気になる方は、その感覚を大切にされ、寒川駅から歩き、一之鳥居から参道を進む参拝がおすすめです。

寒川神社は、方位を守護する一之宮であり、ご本殿も珍しい南西向き。
私たち自身も「どのように一歩ずつ神前へ向かうか」を心にとめることは、この大社にふさわしい作法のひとつなのかもしれません。

参拝後は、相模線ですぐの倉見駅にある「吉祥庵」で、かわいいインコ和菓子を手にするのも良い締めくくりになります。

時間に余裕があるなら、八方除の寒川神社へは、一之鳥居から歩く参道参拝をぜひ。

寒川神社の参拝とあわせて、神奈川の旅をゆっくり楽しみたい方は、宿泊プランも参考にしてみてください。

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